加ト吉の08年3月期、偽装ミンチ問題織り込まず

加ト吉は、不適切な会計問題で公表が遅れていた2007年3月期決算と2008年3月期の見通し、過年度決算の修正について発表した。

それによると、08年3月期の連結決算予想は、営業利益が133億円(前年比31.0%増)と、06年3月期実績(133億6700万円)並みの水準まで回復を見込んでいる。ただ、会社側では偽装ミンチ問題の影響は「この予想値にまったく含んでいない」(金森哲治社長)としており、この問題を織り込む過程で、予想が修正される可能性も出ている。

加ト吉の架空売上計上は6年間で1000億円を超えており、本来なら粉飾決算で会社が崩壊するレベルである。なのに、決算状況が妙にいいなあ。不思議。